愛犬の下痢が止まらない!柔らかいウンチはドッグフードが原因?
一見元気に見えるものの何日も下痢が止まらない、新しいドッグフードに切り替えた途端に下痢になったというケースがあります。良質なドッグフードを選んだつもりが愛犬の下痢に直面し困り果てていませんか?犬の下痢の原因はたくさんありますがドッグフードも理由の1つです。今回はドッグフードと下痢の関係に注目してみましょう。
下痢の原因は消化不良
一見どれも同じように見えるドッグフードでもメーカーやブランドが違えば原材料や食感、栄養素などまるで別物です。トウモロコシや大豆などの犬が消化吸収を苦手とする原材料を主成分とするドッグフードもあれば、脂肪分が多く油っぽいドッグフードもあります。また最近人気の動物性タンパク質が豊富なドッグフードも高品質ではあるものの、食べなれていない犬は一時的に下痢をしてしまうこともあります。
愛犬が躊躇なく新しく切り替えたドッグフードを食べてくれたからといって、愛犬の健康や内臓にすぐにでも馴染むとは限りませんので、ドッグフード選びはもちろん切り替えには慎重さが大切です。
ドッグフードの給与量はメーカーによってバラバラ
何年も犬と暮らしていると、ついドッグフードの給与量が目分量になっていませんか?
毎日の習慣で目分量で与えていると、実はドッグフードの与えすぎ食べすぎを起こしていることがあります。一見どれも同じに見えるドライフードは実はメーカーによって含有栄養量に大きな違いがあります。例えば5㎏の小型犬に与える場合、A社の製品は1日100g、B社の製品は150gと差異があります。この違いを知らずに目分量で与えると当然愛犬は消化不良を起こし下痢をしてしまい、当然肥満化も進みます。家族にとっては食事の分量が変わっていないもののなぜ肥満になってしまったのか思い当たらないのはこのためです。
ドッグフードを切り替える時や新しい製品を与えるときは、パッケージに書かれている給与量を確認し、愛犬の適量で与えましょう。
適量で与えているにもかかわらず、下痢が続く場合は10%ほどを目安に給与量を減らし与えてください。パッケージに書かれている給与量はあくまでも目安ですから体質や運動量、体形によっては過剰な量になっていることもあります。給与量を減らした状態が愛犬の適量ということも多いので、下痢の状態と照らし合わせながら調整をしてゆきましょう。
脂肪分が原因で消化不良や下痢を起こすことも
犬も人間と同じで年齢と共に消化吸収機能が低下します。油っぽい食べ物を好まなくなり、無理に食べると胃もたれや下痢を起こします。犬は食べ物を目の前に置かれると条件反射的に食べてしまう習性があるので、どんなに油っぽい食べ物でも躊躇なく食べてしまい、結果的に下痢を繰り返してしまうことがあります。
この原因の1つがドッグフードに含まれる動物性油脂やラードといった脂肪分です。脂肪分はドライフードの風味付けや保存料の役割を果たしています。特にトウモロコシや大豆などの穀類を主原料とするドッグフードは肉に似た強い臭いをつけるために動物性油脂が大量に配合されています。高温で加工し水分を飛ばした穀類の粉末を成型するときのつなぎにしたり、粒状に成型したドッグフードの表面にスプレーで吹きかけたりします。このことが愛犬の食欲を刺激するものの、過剰に添加された脂肪分は当然消化不良の原因になります。
脂肪分の含有量はパッケージの成分表示欄で確認できるので、別製品に切り替える時は、これまでよりも脂肪分の低いドッグフードを選びましょう。
シニアや胃腸が弱い体質の愛犬用にドッグフードを選ぶときは動物性油脂が使用されていない製品を選び必ず原材料表示を確認しましょう。