ドッグフードにはふやかし＆トッピングがオススメ

ドッグフードだけで必要な栄養素を摂取することができますとは言われても、固い粒上の食事を愛犬が毎日続ける姿にモヤモヤした気持ちを感じることはありませんか？
犬に人間の食べ物を与えてはいけないという言葉を誤解し、愛犬の食事はドッグフードの臭いのみと思い込んでしまっている方もいるではないでしょうか？今回は愛犬の食事について基本的なルールを見直してみましょう。

犬に人間の食べ物を与えてはいけない！は正論？

この言葉はたびたび飼い主さんに誤解を与えています。この言葉が意味している人間の食べ物とは、調味料で味付けされた料理のことです。塩や砂糖で人間の味覚に合わせて調理された食材はたとえ少量であっても犬には塩分、糖分過多をもたらします。また食材の中にはネギ類など少量でも犬に有害なものもたびたび含まれます。ネギ類はたとえ少量でも煮汁であっても体調不良を起こす犬がいるほどに注意が必要な食材です。このような意味で犬に人間の食べ物を与えてはいけないといわれ続けてきました。
しかし食材そのものや調味前の状態、犬に有害な食材が含まれていないものであれば、当然与えることに問題がありません。
与えることで愛犬の食事のアレンジも多彩になり、食事を楽しみにしてくれている愛犬の満足度もアップできます。

水分を豊富に含む野菜や肉魚は体調改善に効果絶大

ドッグフードはあらゆる犬に与えることを想定し当たり障りのない条件で作られています。しかし同じ犬種や年齢であっても犬も人間同様に体質には個体差があり、運動量や生活環境で体質も異なります。もちろん食への好みも様々ですから市販のドッグフードが必ずしも愛犬に最適とは限りません。
これからはドッグフードは白米同様の主食と考えてみてください。白米だけの食事はちょっと物さみしい気分になります。摂取栄養量は満たされていても精神的な満足度は高くはありませんから、たまには肉や魚、野菜といった副菜があると嬉しいものです。毎日手作り食を用意するのは家族にとっても簡単なことではありませんから、家族の食事を料理する時に味付け前の食材を少しだけ愛犬用の取り分けてみてください。愛犬が食べやすいサイズに刻み、ドッグフードにトッピングするだけでＯＫです。これならウエットフードを購入するよりも格段に安く手軽なうえに、添加物の心配をすることなく愛犬に美味しいご飯を用意することができます。

トッピングでカロリーオーバーに？肥満が心配

年齢に応じて切り替えるタイプのドッグフードは、アダルトからシニアに変わるとき、アダルトからダイエット用に変わる時など原材料自体が一変します。カロリーを減らすには肉や魚の配合量を減らすことが一番確実な方法だからです。
でも嗅覚が敏感な犬にとって、原材料が変わるということは食事の風味や腹持ち、食感がまるで変ってしまうということです。シニアになってから突然食べなれない食事へと主食が切り替わることに抵抗を覚える犬も多く、年令別切り替えには課題も少なくありません。

少食や偏食にお悩みの愛犬には年齢切り替え不要タイプを

ドッグフードにはそれぞれの製品ごとに給与量の目安が定められています。運動量や年齢に応じて給与量を微調整することはあるものの、目安となる給与量を守っておけば大抵の場合過度な肥満になることはありません。
でも野菜や肉魚などをドッグフードにトッピングすることで摂取カロリーオーバーとなり肥満になってしまうのではと気になる方もいるでしょう。
確かにたとえヘルシーな野菜であってもカロリーはゼロではありませんからカロリーオーバーになることは間違えありません。でも犬が太るほどに大量の野菜を与えることはほぼ無いでしょう。トッピングはあくまでも風味付け、味付け、食感のアレンジですからドッグフードを主食と考え分量を調整してゆきましょう。
ただし下記の野菜は糖分が高いので、愛犬の大好物であっても与えすぎには注意しましょう。
・かぼちゃ
・さつまいもなどイモ類
・大根など根菜類
脂肪分の多い肉を与えるときは、茹で汁なども上手に活用しカロリーオーバーにならないよう工夫しましょう。魚には脂肪分が少ないので安心して与えて大丈夫です。
手軽に出来るトッピングアレンジでドッグフードをもっとおいしく食べてもらいましょう。